『雪と、水』
2016
■平成28年度秋田県若手アーティスト支援事業 草彅裕写真展「雪と、水」アトリオン2F美術展示ホール(秋田市)
幼少の記憶は自然とともにある。美しい四季に彩られる秋田では、
大人になるに連れ、
「既視感」
冬の夜、ふと街燈に照らされる雪を撮影した。
星のように輝いていた。既視感から解放された雪の光景、
それから約7年間、雪や川など、
水はまるで生命の根源のような瞬間の造形を現す。
「見えないものを視る」写真の力。それは私にとって、未知の自然を探る唯一の手段であり、写真表現の原点でもある。